「函館記念・G3」(29日、函館)
毎年大混戦で波乱必至のハンデ重賞が、今年はサマー2000シリーズの初戦として開催される。データ班が導き出したのは
ディマイザキッド。充実一途の4歳馬が、ベテラン岩田康の手綱で念願のタイトル奪取といく。
▼傾向(過去10年)
サマー2000シリーズ第1戦。
▼人気
1番人気〈2・1・0・7〉
2番人気〈1・0・1・8〉
3番人気〈3・0・2・5〉
4番人気〈0・2・1・7〉
5番人気〈2・0・0・8〉
上位人気馬の信頼度は微妙。7番人気以下が2勝、2着7回、3着6回と波乱度はかなり高い。
▼所属
美 浦〈7・2・2・64〉
栗 東〈3・8・8・65〉
Vは美浦、2、3着は栗東がリード。
▼
ステップ 準OP〈1・0・1・6〉
OP競走〈2・4・2・65〉
重賞〈7・6・7・56〉
勝ち馬8頭が芝1800、2000メートルから参戦。同7頭が中6週以内の間隔だった。
▼前走内容
勝ち馬7頭が6着以内かつ、負けても0秒7差以内だった。
▼馬齢
3歳馬〈0・0・1・1〉
4歳馬〈3・2・2・20〉
5歳馬〈2・1・4・37〉
6歳馬〈4・4・3・38〉
7歳以上〈1・3・0・33〉
勝率では4&6歳馬が優勢。
▼ハンデ
トップハンデ馬は(4)(10)(11)(2)(13)(11)(9)(5)(12)(6)着(同ハンデは先着馬が対象)と未勝利。勝ち馬9頭が前走時と同斤量か、斤量減だった。
▼距離実績
勝ち馬8頭に芝2000メートルで2勝以上か重賞連対があった。
▼決め手
逃 げ〈2・0・2・6〉
先 行〈6・4・5・20〉
差 し〈2・4・1・56〉
追込・まくり
〈0・2・2・47〉
勝ち馬7頭が前走の4角を6番手以降で通過していた。
▼注目馬 データで導き出されたのは関東馬2頭だが、過去10年で2勝、3着2回と好成績を挙げる岩田康が手綱を取る
ディマイザキッドをピックアップ。連覇を狙うベテランがテン乗りでVに導けるか-。(記録室)
◇ ◇
清水英師「この中間は予定通りの調整ができて状態は前走よりも良化している。前走は稍重馬場でこの馬にとってあまりは良くなかったし、展開も合わなかった。初めてだけど函館は問題ないし、重賞でもいいところを見せてほしいです」
〈1週前診断〉18日に美浦Wで3頭併せ。馬なりながら6F80秒8-11秒7と好時計をマークした。その後、函館に移動し、22日にはWで軽めながら4F59秒0-13秒6と早くも時計を出しており、順調そのものだ。