◆第60回北九州記念・G3(7月6日、小倉競馬場・芝1200メートル)1週前追い切り＝6月26日、栗東トレセン

　クラスペディア(牡3歳、栗東・河嶋宏樹厩舎、父ミスターメロディ)が猛時計で好調をアピールした。小崎綾也騎手を背にCWコース単走で6ハロン77秒8はこの日の一番時計で、ラスト1ハロンも11秒9と力強く駆け抜けた。「3、4コーナーからはかなり行きっぷりも良かった。直線で手前を替えてくれましたし、改善されていて良かった」と鞍上も納得の表情を浮かべた。

　前走の葵Sは逃げて2着。自在性は高いタイプだが、前、前で運べるのは開幕2週目で先行有利が予想される小倉では大きな武器になる。「1200メートルの方が競馬はしやすい。(時計勝負にも)スピードがあるので対応してくれると思う」。小倉2歳S、前走と重賞2着が2度。6度目の重賞挑戦で初タイトルをゲットしたいところだ。