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最終Rを見ても翌日の1Rに間に合う!? 暑熱対策期間中における競馬場間の移動手段を調べてみた

2025年07月24日 19:15

競走時間帯の拡大が実施される新潟競馬場(撮影:下野雄規)

 今年も競馬を現地観戦するファンにとって大変な時期がやって来た。体力を奪う灼熱の暑さだけではない。暑熱対策として開催時間がイレギュラーとなるからだ。さらに今年は昨年対象だった新潟だけではなく中京でも実施。期間は7月26日〜8月17日までの4週間で、中京の最終レース発走時刻は18時15分、同じく新潟は18時25分と約2時間後ろ倒しになる。その影響は空き時間だけではなく、競馬場からの移動にも。そこで土曜日の最終レースを見てから、他2場の日曜日の1レースに間に合う最善の移動手段を調べてみた。

【ルール】
・公共交通機関のみを使用する
・すべて定刻通りに出発・到着するものとする
・宿泊は考慮しない
・最速での到着を目指す
・移動はできる限り徒歩を想定

 新潟から中京へは、まず競馬場から新潟駅まで18時40分か18時50分発の直行便のバスで向かう。19時42分発の東京駅行きの上越新幹線に乗って、21時52分に東京駅着で乗り換え。22時3分発の東海道新幹線の名古屋行きに乗って23時49分に名古屋駅に到着する。ここで中京競馬場前駅までの終電がないので足止め。翌朝5時47分から名鉄名古屋本線が動いているので、朝移動すれば1レースに間に合うように競馬場に着くことができる。

 また、8月1日〜8月17日運航の20時10分新潟空港発21時10分小牧空港着の飛行機(FDA)が存在するが、最終レース後の新潟競馬場から空港行きのバスがないため今回のルール内で利用することは難しい。

 逆に中京から新潟へは、18時56分の中京競馬場前発の名鉄名古屋本線に乗り鳴海駅で乗り換えて、19時20分に名鉄名古屋駅に到着。少し早歩きで19時31分発の東海道新幹線東京行きに乗車し、21時12分に東京駅着で乗り換え。「乗り換え専用改札」を利用し、21時20分発の上越新幹線新潟行きに乗り23時25分に新潟駅に到着することができる。ただし、このルートは乗り継ぎ時間が短いので要注意。

 当然この時間に競馬場へ向かうバスはないためここでストップ。翌朝の競馬場直行バスが8時から出ているので、それに乗れば1レースのパドックから満喫可能だ。
 
 19時31分名古屋駅発の新幹線を逃すと新潟駅まで当日中に移動するのは難しい。当日中に新潟県内まで移動することを諦める場合、東京駅まで新幹線で向かえば夜行バスという手段もある。これは新潟→中京も同じ。翌朝にそれぞれ新潟駅、名古屋駅に着くことができるため、宿泊費を浮かせたい方にはおすすめだ。名古屋駅から新潟駅直行の夜行バスも存在する。また翌朝東京駅から始発の新幹線でも1レースに間に合う。

 調べてみると、たとえ暑熱対策で最終レースが遅くなろうとも新潟ー中京間は移動手段の選択肢も多く融通が利くことがわかった。問題は札幌に向かうこと。新潟と中京それぞれの競馬場近くの空港から新千歳空港への直行便は最終レース後に間に合う時間帯のものはない。そのため翌朝の飛行機での移動が妥当だろう。札幌競馬場の最寄り駅となる桑園駅に9時20分までに到着しないと1レースに間に合わないと考えると、新千歳空港には8時ごろには着いておきたい。となれば、土曜日中にどこまで移動できるかがポイントになってくる。

 新潟の場合一番近い空港は新潟空港、同じく中京は中部国際空港か小牧空港だ。しかし、どちらも始発便でも1レースに間に合う時間に新千歳空港に着くことができない。そこで見つけた移動手段が6時20分羽田空港発7時50分新千歳空港着の飛行機(ANA)。空港から8時30分発の千歳線で移動すれば9時13分に桑園に到着できる。そうなると土曜日のうちに羽田空港に向かうのが最善の手段だろう。

 新潟からは新潟駅に向かい19時42分発か20時30分発、中京からは名古屋駅に向かい遅くても22時06分発の新幹線に乗って東京駅へ向かえば、品川駅経由の京急線や浜松町駅経由の東京モノレールを使って当日中に羽田空港に到着できる。名古屋駅から東京駅へは新幹線の本数が多く品川駅も経由するため、中京から札幌に向かう際は名古屋駅でひつまぶしやきしめんなどを楽しむ余裕もありそうだ。

 また、ウルトラCとなるが中京→札幌の手段として一度台湾を経由する方法もある。19時55分中部国際空港発22時台湾桃園国際空港着の飛行機(スターラックス航空)に乗り、同空港2時45分発の新千歳空港行き(タイ・ベトジェット・エア)に乗り継げば7時30分に新千歳空港に到着する。ただし約19万円かかる点を含めて現実的ではないかもしれない。

 結論として競走時間帯の拡大を実施する競馬場で最終レースを見ても、他の競馬場の翌日の1レースには間に合うことが分かっていただけただろうか。いずれにしても東京に出る必要があるというのは身も蓋もない気がするが、ご容赦いただきたい。関西在住の方向けに関西経由も調べたがなかなかに難しそうだったからだ。

 競走時間帯の拡大を実施する競馬場が2場になった今年の夏。ぜひファンの皆さんはそれぞれの最善の移動手段を見つけて遠征を楽しんでみてはいかがだろうか。

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