松山弘平騎手騎乗のナムラドロンが大外から差し切り勝ち。 (カメラ・高橋 由二)
7月19日の小倉5R・2歳新馬(芝1200メートル=9頭立て)は単勝2番人気で松山弘平騎手騎乗の
ナムラドロン(牡、栗東・鈴木孝志厩舎、父
ダノンスマッシュ)が差し切り、デビューVを飾った。父の
ダノンスマッシュは今年の新種牡馬で、これが産駒初勝利になった。なお、単勝1番人気だった
フルムーン(牡、栗東・藤岡健一厩舎、父
ロードカナロア)は3着。勝ち時計は1分11秒0(良)。
好スタートを切ったが、道中は好位の外に控える形。直線入り口では前を射程圏にとらえ、最後は先に抜け出していた
フルムーンをとらえ、差し込んできた2着
アウトザローの追撃を首差封じた。
松山騎手は「スタートがよかったけど、外枠のぶん、少し前半にロスがありました。それでも、能力があるから、(内から)3頭目を回ってもしっかり押し切ってくれました。強い競馬だったと思います」とパートナーをたたえた。
同馬はダート短距離を中心に現オープンで活躍する
ナムラフランクの弟になる。今後は中京2歳S・G3(8月31日、中京競馬場・芝1400メートル)を視野に入れている。