2歳新馬戦を制したオブラプリーマ(カメラ・坂本 達洋)
7月20日の福島5R・2歳新馬戦(芝2000メートル=13頭立て)は、7番人気の
オブラプリーマ(牝、美浦・上原佑紀厩舎、父
ヴァンゴッホ)が、鮮やかにまくり切ってデビュー戦を白星で飾った。10年の東京ジャンプSを制した
ギルティストライクを伯父に持つ血統。勝ち時計は2分3秒8(良)。
ヴァンゴッホ産駒はJRA初勝利。
スタートで出遅れて後方から運ぶ形となり、前半は後方9番手から運んだ。3角から徐々に位置を押し上げていき、4コーナーで外を回って直線を向くと、そのまま長く脚を使って2着の
テルケンレンスキーに3馬身半差をつける完勝だった。
石橋脩騎手は「ちょっと気の強いところがあるので、2000メートルだったし、気をつけて道中を運ばないとひと息でいっちゃうかなと思いました。ただ、ゲートはあまり出ないかなと思っていて、あまり慌てないで自分のタイミングで動きました。上手に走ってくれたし、こういう気持ちで走ってくれたらいいんだけど、
テンションが上がりそうなところがあるので、そのへんがポイントになるかなと思います」と勝利を振り返った。