17日、札幌競馬場で行われた第56回{race=200801010209:クイーンS}(3歳上牝、GIII・芝1800m)は、柴山雄一騎手騎乗の2番人気{horse=2002102259:ヤマニンメルベイユ}(牝6、美浦・栗田博憲厩舎)が、好スタートからハナに立つと、直線に向いても脚色は衰えず、中団から追い上げた1番人気の桜花賞馬レジネッタに2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分48秒1(良)。さらにクビ差の3着には12番人気フミノサチヒメが入った。4番人気で出走した白毛馬ユキチャンは9着に敗れている。
勝ったヤマニンメルベイユは、父メジロマックイーン、母がJRA2勝のヤマニンアリーナ(その父サンデーサイレンス)。半弟に今年のきさらぎ賞(GIII)3着のヤマニンキングリー(牡3、栗東・河内洋厩舎、父アグネスデジタル)がいる。
05年5月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げると、その後も芝の中距離戦で勝ち星を重ね、06年天の川S(1600万下)を勝ってオープン入り。今年3月の{race=200806020611:中山牝馬S}(GIII)で重賞初制覇を飾り、前走のヴィクトリアマイル(GI)でも13番人気ながら4着に好走していた。通算成績25戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の柴山雄一騎手はヤマニンメルベイユで制した中山牝馬Sに続く今年のJRA重賞2勝目で、通算7勝目。管理する栗田博憲調教師も同レースに続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では20勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。