坂路で仕上げられたシヴァース(カメラ・高橋 由二)
◆第60回関屋記念・G3(7月27日、新潟競馬場・芝1600メートル)追い切り=7月23日、栗東トレセン
しらさぎS10着からの反撃を期す
シヴァース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父
モーリス)は坂路を単走。54秒1―12秒0でリズミカルに駆け上がった。しまい重点でラストもスムーズに加速し、好気配を漂わせた。友道調教師は「坂路でサッと。前走から在厩でやっているけど、引き続き具合はいいと思う。先週もしっかり動いていたし、体も仕上がっている」とうなずいた。
前走は緩い流れで前半から行きたがり、末脚を生かしきれなかったが、折り合い次第でチャンスは十分だ。「もう少し前、前で流れに乗って、そこで折り合いをつけるような感じになれば。左回りはいいし、能力は重賞でも通用する」とトレーナー。母に国内外でG1を2勝した
ヴィブロスを持つ良血が、重賞4戦目で初タイトルをつかむ。