クイーンS2025に出走予定のフィールシンパシー(今年6月撮影、ユーザー提供:Spice Upさん)
デビュー5年目の横山琉人騎手が、クイーンステークス(3歳上牝・GIII・芝1800m)の
フィールシンパシー(牝6、美浦・小島茂之厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。
横山琉人騎手は03年1月8日生まれ、茨城県出身の22歳。21年に美浦・相沢郁厩舎からデビュー。同期には永島まなみ騎手や角田大和騎手らがいる。JRA通算1867戦102勝。ルーキーイヤーは9勝に留まったが、2年目には34勝を挙げた。3年目以降は23勝、15勝だったが、今年は早くも21勝をマーク。春の新潟開催では7勝を挙げてリーディングを獲得するなど、勢いに乗っている。重賞は17回の参戦で、23年のターコイズSと24年の福島牝馬Sの
フィールシンパシーの2着が最高着順だ。
その
フィールシンパシーとのコンビで、クイーンSに挑む。これまでの26戦のうち、23戦でコンビを組んでいる勝手知ったるパートナー。全4勝は自身の手綱で挙げている。一時は成績が落ち込んでいたが、今春は中山牝馬Sで0秒3差の5着、福島牝馬Sで0秒4差の3着に健闘。前走の府中牝馬Sは14着だったが、これが実力ではないはずだ。
21年デビューのジョッキーは8人。引退した騎手も含め、重賞を勝っているのは永島まなみ騎手の1人だけだ。ここで関東では一番乗りの重賞制覇となることを期待したい。