転入初戦の習志野きらっとスプリントを快勝したファーンヒル。笹川のポーズも決まった
スポーツニッポン賞「第15回習志野きらっとスプリント」が30日、船橋競馬場で行われた。3番人気の
ファーンヒルが直線抜け出し優勝、JRAからの転入初戦で重賞初制覇した。
ゲートは少し遅れたが、手綱を押して押して大外からポジションを上げていった。3コーナー手前で単勝1.5倍の
エンテレケイアがついて行けなくなると同時にファンのどよめきが起こったが、それを尻目に逆にきっちり外の3番手を確保していた。
直線を向くと右ステッキを立て続けに2発。これで前を行く2頭をのみ込むと、ラスト100メートルでもう一発。最後は後続に3馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。
「返し馬の時から状態の良さを感じ取っていた。1000メートルの大外という不利な条件もこなしてくれて完勝と言っていい。メンバーがそろったここを勝ち切ってくれたので、同じ舞台のJBC(ス
プリント=11月3日、船橋)で良さが光りそう」と笹川は手放しで褒めちぎった。
この勝利で3つのレースの優先出走権を得たが、荒山師が選択したのは「休養を挟んでJBCに直行する」というもの。しゃく熱地獄を避け、馬優先のローテーションで
ビッグタイトルを狙う。