【サセックスS】単勝151倍キラートが大波乱V 前走27着大敗から激変 世界1位フィールドオブゴールドは4着

2025年07月31日 00:00

リチャード・キングスコート騎手

◆第176回サセックスステークス・英G1(現地時間7月30日、グッドウッド競馬場・芝1600メートル、良)

 英国伝統の夏のマイル王決定戦に7頭が出走し、6番人気(単勝151倍)のキラート(セン4歳、英・ラルフ・ベケット厩舎、父ショーケーシング)が重賞初挑戦Vを決めた。昨年、短期免許でJRAで騎乗したリチャードキングスコート騎手=英国=は同レース初勝利。同馬は昨年の凱旋門賞を制したブルーストッキングの半弟にあたる。前走はハンデキャップ競走で27着に敗れていたが、これまで2戦2勝と得意にしていたグッドウッド競馬場で激変した。勝ちタイムは1分37秒92。

 レースはキラートが好スタートを決めて先頭に立ち、途中からセレンゲティがポジションを押し上げてハナに行き、スローで逃げる形。最後の直線ではキラートが先頭に立って粘りを発揮し、ゴール前では2番人気タイのロザリオン(シーン・レヴィー騎手=2着)が追い込んできたが、首差で振り切った。3着に2番人気タイのアンリマティス(ライアン・ムーア騎手)が続いた。

 愛2000ギニーを3馬身3/4馬身差、セントジェームズパレスSを3馬身半差でマイルG1を連勝した3歳世代のマイル王フィールドオブゴールド(ウィリアム・ビュイック騎手)は後方から進めたが、伸びを欠いて4着に敗れた。勝ったキラートと同じジャドモントの所有馬で、最新の「ロンジン・ワールド・ベストホースランキング」では127ポンドで日本のフォーエバーヤング、英国のオンブズマンと並んでトップタイ。今回が年長馬との初対決で、1番人気に支持されていた。

 サセックスSは1着賞金が56万7100ポンド(約1億1157万円=2025年JRA発表のレート1ポンド196・7390円で計算)。最近では2011、12年にフランケルが連覇。日本でシュネルマイスターイングランドアイズなど産駒が活躍しているキングマンが2014年にV。2022年にバスラットレオン(坂井瑠星騎手)が日本調教馬では初めて出走し、4着になっている。

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