京都11Rの第42回マイルチャンピオンシップ(3歳以上GI・芝1600m)は1番人気
ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒3(良)。1馬身3/4差の2着に4番人気
ガイアフォース、さらにハナ差の3着に15番人気
ウォーターリヒトが入った。
ジャンタルマンタルは栗東・高野友和厩舎の4歳牡馬で、父
Palace Malice、母インディアマントゥアナ(母の父
Wilburn)。通算成績は10戦6勝。
レース後のコメント
1着
ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)
「前回は敗れてしまいましたが、とても良い雰囲気で前哨戦を終えて、馬が良くなることを想定して、ここに向かいました。とても素晴らしい状態で連れてきていただいたのを返し馬で感じました。
レースも、彼の気持ちを優先しながら、リズムを取りながら、とても良い感じで走れていました。手応え通り、とてもスムーズでした。とても良い動きができていて、西日が後ろから差していましたので、影で後ろの馬を確認したのですが、迫って来られる馬はいなかったので、勝つことを確認しました。
2歳のGIを勝ち、NHKマイルカップも勝ち、日本において牡馬が出走できるマイルGIはすべて勝ちましたから、しっかりと胸を張って、この馬がこのカテゴリーのチャンピオンだと自信を持って言える競馬でした。
まずは、何よりここを絶対に勝ちたいという思いで、富士ステークスも、ここも準備しましたし、こうして勝ち切れたことを褒めてあげたいと思います。繰り返しになりますが、すべて、マイルのGIすべて獲ることができました。これは一重に彼の能力の高さと、関わる関係者の日々の努力のおかげなので、またこうして勲章を手に入れることができて良かったなという思いです」
2着
ガイアフォース(横山武史騎手)
「理想はもう一列前でしたが、スタートの出がそこまで速い馬ではありません。そのなかでは出た方だとは思います。理想的なポジションではありませんでしたが、勝ち馬の真後ろにつけられたことは良かったと思います。最後も、手前を替えてからしっかりと脚を使ってくれました。勝ち馬は強かったのですが、富士ステークスの2kg差がなくなっても食らいついてくれました。よく頑張ってくれています」
3着
ウォーターリヒト(高杉吏麒騎手)
「流れも向いて、よく頑張ってくれました。馬は良くなってくると思います」
4着
オフトレイル(菅原明良騎手)
「スタートは普通に出てくれました。折り合いが気になっていたのであせらず行きましたが、最後は詰めてきていますし、攻めて乗っても良かったというのが正直なところです。それでも、GIでいいところまで来てくれましたし、力のあるところは証明できたと思います。さらに成長していってくれると思いますし、楽しみです」
5着
エルトンバローズ(西村淳也騎手)
「自分のやりたい競馬はできました。ただ、すぐ後ろに、すごいオーラの馬がいました。ですが、昔の
エルトンバローズが戻ってきてくれました。ここからまた頑張ってくれると思います」
6着
ソウルラッシュ(C.デムーロ騎手)
「スタート良く、ある程度のポジションで競馬ができましたが、直線に向いての反応はジリジリという感じでした。次は期待できると思います」
7着
アスコリピチェーノ(C.ルメール騎手)
「スタートが良く、いいポジションが取れました。勝った馬の隣でいい競馬ができました。内でよく頑張ってくれましたが、
ギアアップがふたつできませんでした。よく頑張ってくれたと思います」
8着
マジックサンズ(武豊騎手)
「折り合いに専念して、うまく折り合うことができました。この馬なりに良く伸びていますし、今後が楽しみです」
9着
ドックランズ(M.ザーラ騎手)
「馬は本当によく頑張っていました。序盤から後方の位置取りとなってしまいましたが、ゴールまでは馬はとてもよく走ってくれた思います。イギリスから遠征して異なる環境のなか、この馬は最高の走りを見せてくれたと思います。今日は
スピードのある馬が勝つレースのようだったので、厳しいレースになりました」
(H.ユースタス調教師)
「レースの内容としてはまずまずでした。馬はよく走ってくれましたが、ポジションが後方過ぎて、もっと力強い末脚が必要でした。今日は日本馬が非常に強かったです」
12着
レーベンスティール(D.レーン騎手)
「このクラスでは、マイルは少し忙しかったかもしれません。最初は後ろでしたが、ポジションを取ってからリズム良く走れました。直線は他の馬よりエンジンのかかりが遅く、ゴール直前はいい脚を使ってくれています」
13着
カンチェンジュンガ(藤岡佑介騎手)
「初めての距離で上手に走ってくれましたが、今日の流れで後ろからのレースは厳しかったです」
15着
ロングラン(岩田康誠騎手)
「それなりに脚を使っていますが、GIの壁でしょうか」