23年の3冠牝馬
リバティアイランドの半妹
コニーアイランドが、2日の中京2R・芝1600メートル(牝馬限定)で初陣を迎える。新種牡馬で、20年に無敗で3冠を成し遂げた
コントレイルの産駒。姉と父がともに3冠馬という、スーパー良血だ。
リバティアイランドと同じく「中内田厩舎×川田」のタッグで臨む。先週はその鞍上を背に、栗東・CWコースで
マテンロウゴールド(4歳1勝クラス)を3馬身半追走。1馬身遅れたが、7ハロン96秒2―11秒5と上々の時計だった。今週は坂路で54秒4―12秒0。福永助手は「順調に乗り込みを消化し、追い切りではまずまず動けていると思います」と手応えを示す。
半姉の伝説も夏に始まった。22年7月30日の新潟・芝マイルでデビューし、3馬身差で圧勝。上がり3ハロン31秒4はJRA史上最速タイと、強烈な衝撃を残した。翌年に牝馬3冠を達成した後も国内外で好走したが、今年4月のクイーンエリザベス2世C・香港G1でレース中に故障し競走中止。予後不良と診断され、安楽死処置が施された。
福永助手は「まだ自分から進もうとしない感じがあり、走り自体に幼さが残ります」と課題を挙げつつも「実戦にいって血統からくる良さを見せてほしい」と期待を込めた。志半ばで旅立った姉のぶんまで、真夏の中京で躍動する。(水納 愛美)