初勝利を飾ったプリティーミズホ(手前)(カメラ・荒牧 徹)
8月2日の新潟3R・2歳未勝利(芝直線1000メートル=12頭立て)は、5番人気の
プリティーミズホ(牝、美浦・菊川正達厩舎、父
フォーウィールドライブ)が、4馬身差の完勝で初勝利を飾った。ダートの初戦は13着に敗れていたが、見事に激変してみせた。15年のアメリカJCCを制した
クリールカイザーを伯父に持つ血統。勝ち時計は55秒2(良)。
ポンと好スタートを決めて、スムーズに外ラチに向かって進路を取った。そのまま脚いろは鈍らず、軽快な走りで最後は2着の
エレクトロンに4馬身差をつけた。
三浦皇成騎手は「前回は(福島のダート)1150メートルを使ったんですけど、(芝スタートから)ダートに入ってからの走りがきつかったので、ここを使ってもらうようにお願いしました。馬もキープできていましたし、芝での
スピードの違いで押し切ってくれました」と、満足げに振り返った。
菊川調教師は「種馬がダート血統なので(新馬戦は)ダートを使いましたが、スッとハナを切って芝の
スピードがあると思いました。今日は思っていた通り、いい
スピードがありました。今後は芝の短いところと思います」と手応えのある白星に笑顔を見せた。