エルムS2025に出走予定のジャスティンアース(今年5月撮影、ユーザー提供:らるぜとさん)
武豊騎手が
ジャスティンアース(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)で、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)の2年ぶり3勝目を狙う。
武豊騎手はこれまでエルムSに12回参戦している。97年にバトルラインで初挑戦初制覇。その後は07年の
ロングプライドの3着(1番人気)、19年のグリムの7着(1番人気)など悔しいレースが続いたが、近年は相性がいい。22年の
ウェルドーンが実に25年ぶりの連対となる2着。そして23年の
セキフウで待望の2勝目を手に入れると、昨年も
ドゥラエレーデで2着に健闘。目下3年連続で連対中となっている。
今年のパートナーは
ジャスティンアースだ。ダートに転じて2勝クラスと3勝クラスを連勝。オープンに昇級後も栗東Sが3着、そして武豊騎手と初コンビとなった前走の大沼Sでも3着と、実に安定した走りを見せている。今回は24年のきさらぎ賞(5着)以来、そしてダートでは初の重賞チャレンジとなるが、目下の充実ぶりなら好勝負になっていい。
今年で56歳を迎えたレジェンドだが、6月の宝塚記念を
メイショウタバル、7月の東海Sを
ヤマニンウルスで制覇。暑さにも年齢にも負けることなく、白星を量産している。今週は真夏の札幌に集ったファンを喜ばせてくれることを期待したい。