第1回覇者トランセンドは2位 レパードSの勝ち時計ランキング

2025年08月04日 12:00

第1回覇者のトランセンド(ユーザー提供:ひまわリさん)

 8月10日(日)に新潟競馬場で行われるレパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)。2009年創設とまだ歴史は浅いが、過去の勝ち馬にはトランセンドホッコータルマエミラクルレジェンドなどが名を連ね、ダートの“出世レース”として知られる。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■5位 1分50秒6 2016年 グレンツェント

 デビュー戦は5着に敗れたが、ダートに替わってコンスタントに勝ち星を重ね、ユニコーンSでも3着と見せ場。迎えたレパードSでは、ジャパンダートダービー2着のケイティブレイブに次ぐ2番人気に推される。レースでは、直線で同馬が大きく引き離す展開になったが、ゴール前でグレンツェントが鋭く差し切って重賞初制覇。その後、6歳秋以降は地方に移籍し、9歳まで長く現役を続けた。

■4位 1分50秒4 2014年 アジアエクスプレス

 新馬、オキザリス賞とダートで連勝し、朝日杯FSに参戦すると、初の芝挑戦ながら1.1/4馬身差の完勝でJRA賞最優秀2歳牡馬にも選出される。年明けにはスプリングSで2着、皐月賞6着とまずまずの結果を残したが、ふたたびダート路線へ。ユニコーンSは12着と崩れたものの、レパードSでは2、3番手から手応え楽に抜け出し、3馬身半差の圧勝。芝、ダート双方でタイトルを手にした。


■3位 1分50秒3 2013年 インカンテーション

 4戦目でダートに転じて初勝利をマーク。その後、500万下、1000万下を順調に勝ち上がり、駒を進めたレパードSでは1番人気に支持される。道中2、3番手を追走し、勝負どころから上がり最速の末脚を繰り出して完勝。戦前は主役不在の様相だったが、2馬身半差を付けて混戦を断った。同馬は以降も活躍し、8歳まで現役を続け、合計で重賞6勝。GI/JpnIでもたびたび見せ場をつくった。

■2位 1分49秒5 2009年 トランセンド

 ダートでは3戦負けなしという成績で、同年新設されたレパードSに参戦。単勝1.7倍の圧倒的な1番人気に支持される。道中は逃げるアドバンスウェイを2番手でマーク。残り200mほどで同馬を競り落として先頭に立つと、そのまま3馬身差を付けて快勝した。トランセンドは10年、11年にJCダートを連覇、11年のドバイWCで2着に入るなど、レパードSでの初タイトルから大きく飛躍した。

■1位 1分49秒2 2020年 ケンシンコウ

 2歳11月にデビューを迎え、同年12月に早くも初白星を飾ると、翌年5月には1勝クラスも勝ち上がる。重賞初挑戦のユニコーンSでは、単勝162.5倍とまったく人気はなかったが、後方から鋭く追い込んで3着に好走。続くレパードSでは一転して積極策に打って出ると、7番人気の評価を覆して重賞初制覇を飾った。不良馬場で脚抜きがよかったこともあり、タイムはレースレコードとなった。

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