8月3日の新潟ではアーモンドアイの2番仔として大きな注目を集めたプロメサアルムンドがデビュー勝ち。まずは好発進を決め、この先への夢を広げた。なお、先週の更新でダート1800mの予定馬に取り上げたサンラザールは抽選で無念の除外。一旦、牧場(ノーザンファーム天栄)に戻り、秋の中山開催あたりで仕切り直すことになった。

【8月9日(土)　新潟芝1200m】

◆クイーンレグナント(牝、父タワーオブロンドン、母ヴァラークラウン、美浦・嘉藤貴行厩舎)

　ダノンシャンティ産駒の母は2歳時に芝1200mで2勝した。「十分に動けているし、いいスピードがありそう。血統的にも体形的にも短い距離向きだと思います」と嘉藤貴行調教師。鞍上は荻野極騎手が予定されている。

◆ドロボーネコ(牝、父キンシャサノキセキ、母オートキュイジーヌ、美浦・武井亮厩舎)

　半兄のリヴェルディ、全兄のプリマジアはダートで各4勝した。「まだ追ってからの反応に物足りなさがあるけど、背中の感じや乗り味はいい。距離は短いところが良さそう。まずは芝から使ってみます」と武井亮調教師。鞍上は石神深道騎手が予定されている。

【8月10日(日)　新潟芝1800m】

◆アッシズオブローズ(父アドマイヤマーズ、母ロサグラウカ、美浦・尾関知人厩舎)

　バラ一族の牝系。ルーラーシップ産駒の母は芝2000〜2500mで4勝した。叔母にはスタニングローズ(秋華賞、エリザベス女王杯)がいる。春にゲート試験を受け、ノーザンファーム天栄で調整。7月中旬に再入厩した。「初仔の半姉(ロゼフェリシア)はデビューが遅れたけど、妹のほうは順調。気性面も落ち着いている。走り自体は軽い感じ。追い切りに乗ってもらったジョッキーによれば『いい脚を長く使いそうな印象』とのことです」と尾関知人調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

◆オルネーロ(牡、父サトノダイヤモンド、母ライフフォーセール、美浦・宮田敬介厩舎)

　2歳GI・阪神JFなど重賞を6勝したダノンファンタジーの半弟。こちらも春にゲート試験を受け、ノーザンファームで調整。7月9日に再入厩した。「いい筋肉がついて戻ってきたし、手先も軽くなった。大型馬で速いところに行くと少しモタつくところがあるけど、ひと追い毎に良くなっているし、血統的にも素質は十分です」と宮田敬介調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

(取材・文：竹之内元)