◆第17回レパードS・G3(8月10日、新潟競馬場・ダート1800メートル)
     第17回レパードS・G3(10日、新潟)に、メンバー唯一の重賞ウィナーとなる
ジャナドリアが出走する。先月の30日に放牧先の福島・ノーザン
ファーム天栄から新潟競馬場へと移動し、調整されている。
     1日には現地のダートコースで追い切りを行い6ハロン80秒1―11秒6。武井調教師は「体は思ったほど太くはないし、大きな問題はないです。新潟の方が涼しいので調整しやすい。暑さに慣れさせています」と酷暑対策も万全だ。
     2走前には雲取賞・Jpn3で重賞初制覇。道中は終始力むシーンを見せながらも最後は1馬身3/4差をつけ、さらに上のステージでと思わせるパフォーマンスを見せつけた。しかし、初のG1級挑戦となった前走の羽田盃は、2番手からスムーズに運んでいるように見えたが結果は3着。勝った
ナチュラルライズには2秒2も離され、地方所属の
ナイトオブファイアにも大きく水をあけられ、本来の姿とはほど遠かった。
     トレーナーは「返し馬も道中もよかったのにしまいだけ反応できなかった。何かしら体調が悪かったのかも。体調が良ければ、いいパフォーマンスができるはずなのでそれに期待したい」。今回は戸崎と初コンビ。入念な現地調整を生かし、復権に出る。(石行 佑介)