新潟2歳S2025に出走予定のリアライズシリウス(今年6月撮影、ユーザー提供:三本木鉄男さん)
近年のセレクトセールで高額馬を多数落札している今福洋介オーナーが、新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)の
リアライズシリウス(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)で重賞初制覇を目指す。
今福オーナーは六本木ヒルズに本社を構える(株)
リアライズコーポレーションの代表取締役社長。24年に馬主デビュー。これまでにJRAで12頭が走り、3頭が勝利を挙げている。そして現2歳の勝ち上がり第1号となったのが
リアライズシリウスだ。父
ポエティックフレア、母レッドミラベル、母の父ステイゴールドの血統。伯父の
ルルーシュは12年のアルゼンチン共和国杯を制している。24年のセレクトセール1歳で4000万円(税抜)で取引された。
6月に東京芝1600mでデビュー。促されてハナに立つと、道中はマイペースの逃げ。直線に向いてエンジンがかかると一気に後続を引き離し、終わってみれば7馬身差の圧勝。新種牡馬の父にJRA初勝利を届けてみせた。その勝ちっぷりから見て、当然ながら今回も上位人気に推されるはずだ。
今福オーナーは24年のホープフルSの
リアライズオーラム(15着)以来、2回目のJRA重賞参戦となる。今後の競馬界を盛り上げてくれるであろう新進気鋭のオーナー。ここで嬉しいタイトル奪取となることを願いたい。