半姉はG1・香港ヴァーズVのウインマリリン 日曜札幌で初陣迎えるウインベルチェーロ/関東馬メイクデビュー情報

2025年08月18日 18:30

ウインベルチェーロ(撮影:竹之内元)

 前週で暑熱対策の競走時間拡大が終わり、今週からは通常通りの時間設定に戻る。新潟は土日で計3鞍のメイクデビューが組まれており、ワールドオールスタージョッキーズが行われる札幌にも東西の素質馬がスタンバイ。それぞれ、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。

【8月24日(日) 新潟芝1600m・牝馬】

カルダモン(牝、父キズナ、母シークレットスパイス、美浦・黒岩陽一厩舎)

 2歳上の半兄クラッシファイドは芝2000mで新馬勝ち。母はダート8Fの米G1を勝っている。「細身の牝馬で走りが軽いし、性格は前向き。素質はありそうだし、まだまだ良くなってくると思います」と黒岩陽一調教師の感触は上々だ。

ジュラトリー(牝、父コントレイル、母ジュマイエル、美浦・池上昌和厩舎)

 母は芝2000mの仏G1を勝っている。「福島の予定を延ばして再調整。勘がいいし、動きは軽い。気が入っているので、まずはマイルぐらいが良さそうです」と池上昌和調教師。鞍上は津村明秀騎手が予定されている。

ブーケドリス(牝、父ロードカナロア、母トワイライトライフ、美浦・宮田敬介厩舎)

 近親にアリア(函館2歳S3着)やアイスフォーリス(フローラS2着、オークス3着)がいる。「まだ幼さがあるけど、ひと追い毎にスイッチが入ってきた。いいスピードがありそう。先々は短い距離になりそうだけど、今のところは1600mでも走れると思います」と宮田敬介調教師。鞍上は大野拓弥騎手が予定されている。

ルージュダリア(牝、父リオンディーズ、母レイリオン、美浦・林徹厩舎)

 叔母に日・豪のG1を4勝したリスグラシューがいる。「ピリッとした気性で、併せればしっかりと動けています。どちらかと言うと長く脚を使うようなタイプ。直線が長いコースは良さそうです」と林徹調教師。鞍上は荻野極騎手が予定されている。

【8月24日(日) 札幌芝2000m】

ウインベルチェーロ(牝、父エピファネイア、母コスモチェーロ、美浦・手塚貴久厩舎)

 香港ヴァーズを制したウインマリリンの半妹。美浦でゲート試験を受け、何本か追い切ってから札幌入りした。「秋からの使い出しを考えていたけど、思っていたよりも動けそうなので夏に使うことにした。クビを下げて走るところや普段の仕草や性格はマリリンに似ている。距離はあったほうが良さそう。本当に良くなるのは先だと思うけど、どんな競馬ができるか楽しみ」と手塚貴久調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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