「あなたの思い出の札幌記念は?」 名勝負からダート時代までさまざまな声

2025年08月20日 07:30

札幌記念を連覇したエアグルーヴ(撮影:高橋正和)

 今年はトップナイフの復活で幕を閉じた“夏競馬のハイライト”札幌記念。1965年から始まった伝統の一戦は、創設60周年の記念を迎えていた。そこでnetkeiba公式Xではレース前、「あなたの思い出の札幌記念は?」とのテーマでアンケートを実施。名馬やアイドルホースの勝利から、平成の名勝負、ダート時代にいたるまで、さまざまな思いが寄せられた。

 目立ったのは97年、98年に連覇したエアグルーヴを推す投稿。牡牝の力差がまだまだ大きかった時代において、牡馬相手に互角以上の走りをみせた女傑だった。ファンからは「この馬が札幌記念に出走した事でスーパーGII感が誕生した様な気がする」や「この馬の参戦で今の札幌記念の地位が出来上がったように思う」、「無難かもしれないけど『全く相手になりません』と言わしめた98年のエアグルーヴが印象に残る。牝馬でトップハンデの58kgですから」などの声があった。

 名勝負に一票を投じる人もいた。14年には桜花賞馬ハープスターとGI・5勝のゴールドシップが“激突”。当時を知る人は「もう、札幌競馬場のパドックは身動きが取れないほどの人で溢れて…。今でも入場券の半券持っていますよ」や「3歳牝馬にして凱旋門賞挑戦というワクワク感がゴルシを倒す事で一気に加速したそんなレースだった」と振り返った。

 名馬の勝利も続々。04年覇者ファインモーションには、「それまで前目での競馬がほとんどだったファインがまさかの後方待機。さすがに近走の不振も含めて、コーナーのキツイ札幌ではもう流石に…思っていたのですが、ゴール前は大絶叫!」や「毎年札幌記念がある度に、凄まじい豪脚は今でも思い出します」などの投稿。99年は逃げ、先行馬のセイウンスカイが差しに転じて快勝し、「『逃げないのかい!』って、思わずツッコんでしまったけど結局勝ってしまう」や「天皇賞(秋)を勝てるかなと思ったレースでした」などのコメントがきた。

 ダート時代を推すファンもいる。87年フォスタームサシをピックアップし、「全く人気のなかった馬が、突然見せたダート最強馬アピールの、大差圧勝! 強く胸に刻まれています」。ダート最後の札幌記念となった89年には、「ダイナレターの勝ち方も強かったが、スタートのレインボーアカサカの大出遅れの印象が強い」との声があった。

 ほかにも、21年のソダシに「テレビの前で息切れする程応援した」、09年のヤマニンキングリーに「断トツ人気ブエナビスタを撃破したから」など。今でもレースレコードを保持する08年のタスカータソルテ、函館競馬場での代替開催となった13年のトウケイヘイローを挙げる人も。60年の長い歴史には、ファンの思い出が詰まっていた。

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