『左腕も上がるようになったよ!』と笑顔を見せる柴田善(撮影・園田高夫)
左肩腱板(けんばん)断裂により、昨年12月から戦列を離れているJRA現役最年長ジョッキーの柴田善臣騎手(59)=美浦・フリー=が20日、美浦トレセンで久々に追い切りに騎乗した。
前日に田中勝厩舎の
スレドナゴラ(2歳未勝利)で坂路を駆け上がり、軽く“肩慣らし”。この日は京成杯AHに出走予定の
タイムトゥヘヴン(7歳オープン)を含む3頭の追い切りに騎乗し、心地よい汗を流した。
柴田善は「きのう久しぶりに乗ってみて、意外と違和感なく乗れました。筋肉痛は2日後のあしたかな」と周囲を笑わせつつ、「今まで休んではリハビリを何回か経験しているけど、今までにないぐらい感じはいい。手術して本当に良かった。休み前よりもいい感じでいけると思う。やっぱり馬に乗るのはいいですよ。気持ちがいいし、楽しい」と、馬上に戻った喜びをかみしめていた。
戦線復帰については「秋競馬に間に合えば。中山開催(9月6日、7日)を目標に」と見通しを語った。