今年の日本ダービーを勝った
クロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。今秋は9月14日の
プランスドランジュ賞(パリロンシャン・芝2000m)から10月5日の凱旋門賞(パリロンシャン・芝2400m)を予定しており、今朝21日は仏遠征に向けた追い切りを行っている。
CWコースで北村友一騎手が跨り、先週と同じく
ルシフェルとの併せ馬。前半はかなりゆっくりとした入りになり、6F標識区間で17.1秒。そこからじわりじわりとラップを速めていく形でギアが上がっていくが、4コーナーを回る時点でもさほど速いラップというわけではなかった。
ルシフェルが最後の直線に向いて、しっかりと加速すると、こちらもそれに呼応して加速。内から前に並びかけていくが、相手の手応えも楽なので、なかなか追い抜くことはできない。ただ、簡単に先着することが追い切りの意図ではないため、
ルシフェルと併せているというところがあるので、最後まで同入だったところに問題はない。
時計は6F85.6〜5F68.5〜4F52.3〜3F36.7〜2F22.4〜1F10.8秒。ラスト1Fはこの日の最速タイ。これだけ動くことができれば、十分といってよい反応だと思うし、あとは来週27日に国内での最終追いを済ませて、出国の準備を整えていく。
(取材・文:井内利彰)