WASJウエルカムセレモニーが22日、札幌市内のホテルで行われ、チーム
ワールドオールスター(外国・地方競馬代表)、チームJRAの総勢13人が参加した。JRA代表として出場する横山典弘騎手(57)=美浦・フリー=と横山武史騎手(26)=美浦・鈴木伸=は史上初となる親子での“競演”。戦いを前に早くも熱い火花を散らしていた。なお、
クリスティアン・
トーレス騎手(28)=
プエルトリコ=は航空機の遅延のため欠席した。
17日の中京記念(横山武=
マピュース)、札幌記念(横山典=
トップナイフ)で親子初の同日重賞勝利を果たした2人が、世界の名手たちを尻目にお互いのラ
イバル心を燃やした。
まずは横山武。「今の僕があるのは父・典弘騎手のおかげですが、レースではラ
イバル。このシリーズでは負かしてやりたいです」。昨年は出場を逃したものの、今年は関東勝利度数上位で文句なしの選出。史上初の親子出場がかない、早くも闘志満々だ。
選考委員会に選出された横山典は2年連続の出場。息子の“宣戦布告”に対し、「こんな機会はないと思う」と父親の一面ものぞかせて歓迎しつつ、「40年やってきた技術を発揮してベストを尽くしたい」と、大ベテランらしい言葉で締めくくった。
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ワールドオールスタージョッキーズ 騎乗馬の質のバラつきを抑えるため、出走馬の近況成績などによりA〜Dにランク付けした上で抽選。4レースで各グループの馬1頭ずつに騎乗する。
各レースの結果によって着順点が与えられ、獲得ポイントで順位が決定。1位は300万円およびトロフィー(30万円)、2位に200万円、3位に100万円の賞金が与えられる個人戦だけでなく、『外国・地方VSJRA対抗』で勝利したチームには1人あたり20万円が贈られる。