名古屋城S2025に出走予定のテーオーパスワード(今年1月撮影、ユーザー提供:zatsumuさん)
昨年のケンタッキーダービーで5着だった
テーオーパスワード(牡4、栗東・高柳大輔厩舎)が、土曜中京11Rの名古屋城ステークス(3歳上・オープン・ダ1800m)で連勝を狙う。
テーオーパスワードは父
コパノリッキー、母テーオーレイチェル、母の父キングカメハメハの血統。母と祖母の
ナイキフェイバーはともにJRAで3勝。叔父の
ナイトバナレットは17年のジュニアCを制している。
ここまで5戦3勝。新馬、伏竜Sとデビュー2連勝を決めると、海を渡ってケンタッキーダービーに挑戦。全くの人気薄だったが5着に奮闘し、「日本馬は
フォーエバーヤングだけではない」ことを示した。その後は休養を挟み、復帰戦の招福Sは5着だったものの、前走の瀬戸Sを快勝。オープン入りを果たした。今回は休み明けでの昇級戦となるが、地力はむしろ上位。仕上がってさえいれば、勝ち負け必至だろう。
今後の活躍次第では、再度の海外遠征も期待される逸材だ。松山弘平騎手は初騎乗だが、同じく小笹公也オーナー×高柳大輔厩舎の「ダート王」
テーオーケインズの主戦だったことでお馴染み。役者も揃っただけに、先々が楽しみになる走りを見せてほしい。