「札幌2歳S・G3」(9月6日、札幌)
ここを
ステップに数多くのクラシックホースが誕生。出世レースの今年の主役は、インパクト大の勝ちっぷりで初陣を飾った
ショウナンガルフ。そのデビュー戦は、直線で軽く気合をつけた程度で、7馬身差の独走劇。大物感あふれる走りを披露した。叔母に
ミスエルテ、
ミアネーロ、
ショウナンザナドゥという重賞勝ち馬がズラリと並ぶ活躍馬多数の一族。2戦目の重賞でどんなパフォーマンスを見せてくれるか。
未勝利戦を4馬身差で圧勝した
スマートプリエール。6月の新馬戦は3着に敗れたが、2戦目は中団からレースを進め、直線で楽に抜け出すと、後続を一気に突き放した。母は重賞4勝馬
スマートレイアーという確かな
バックボーンを持つ好素材だ。重賞タイトルを手にし、来春の牝馬クラシック戦線を見据える。
福島の新馬戦で白星発進を決めた
ロスパレドネス。中団からレースを運ぶと、直線で反応鋭く抜け出して完勝。22年の皐月賞馬
ジオグリフの全弟として注目を集めていたが、前評判通りの走りだった。兄も21年の当レースを制しており、兄弟制覇を成し遂げるか。
函館の新馬戦を勝ち上がった
アーレムアレス。好位のインで折り合いをつけると、直線で外に持ちだし、先に抜け出した2着馬をかわし去った。異父姉はダート交流重賞3勝馬
アーテルアストレアだが、父がハービーンジャーに変わって芝向きに出た。重賞でも楽しみだ。
コスモス賞で着に好走したホッカイドウ競馬の
ミリオンクラウン。好位のインで流れに乗って、最後まで脚を使い、高い芝適性を示した。豊富なキャリアを武器に、JRA勢にひと泡吹かせるか。