小林美駒騎手騎乗ラスベガスサインが直線抜け出す(カメラ・高橋 由二)
9月6日の札幌2R・2歳未勝利(芝1200メートル=11頭立て)は、2番人気の
ラスベガスサイン(牝、栗東・長谷川浩大厩舎、父
シルバーステート)が、デビュー3戦目で初勝利を挙げた。ダート短距離路線でオープンまで出世した
ロードアウォードや、20年の京王杯2歳Sで2着に好走した
ロードマックスの半妹という血統。勝ち時計は1分9秒7(良)。
大外の11番枠から好スタートを決めて、スムーズに流れに乗ってハナヘ。3、4コーナーでは外に張る面をうまく修正しながら運び、直線は二枚腰で後続を引き離して5馬身差をつけて逃げ切った。
節目となる今年のJRA30勝目を挙げた小林美駒騎手は「
テンションの面が一番気になっていたポイントでしたが、うまくこの子も我慢してくれました。初戦から見せた外へ張る面などは、逃げてこの子のなかでゆっくりと丁寧に整えられたので、直線を向いていい格好で走ってくれました。決められてよかったです」と勝利を振り返った。