【チャレンジC展望】グランヴィノスの勢いに注目

2025年09月09日 06:00

グランヴィノス(c)netkeiba

 昨年まで暮れの阪神競馬開幕週に行われていた別定戦・チャレンジC。元々はハンデ戦で行われていたレースだが、今年からまたハンデ戦に変わり、施行時期も大きく前倒しになった。これだけ大きく条件が変わると過去のチャレンジCを分析しても仕方がないので、同時期に行われていたOPのハンデ戦・ケフェウスSや阪神芝2000mの傾向を合わせながら分析したいと思う。

1.ハンデ戦だけに重賞実績よりもOPや3勝クラス

 今年からハンデ戦のGIIIになったことや、新潟記念が別定戦になって有力馬がそちらに回っていたことを考えると、ここは重賞実績がある馬よりもOP特別や3勝クラスで好走した馬を重視したい。ハンデが重くなりにくく、勢いがある馬も多いだろう。

2.重賞からの転戦なら勝っていない馬が良い

 重賞からの転戦組の場合は勝ったり、目立って好走するとハンデが重くなるので、3〜5着あたりに敗れた馬が狙い目だろう。力を示しつつもハンデが重くなりにくいので、ここで好走できる可能性は高くなる。

3.内枠・先行有利も決め手次第では差しも決まる

 開幕週の傾向を見ると、内めの枠や先行した馬が有利だが、ペースや決め手次第では差しも決まっている。先週のメインレース・セントウルSは前半3Fが33.0秒と流れていたのもあるが、カンチェンジュンガが7番枠から4角12番という競馬で直線突き抜けた。ここは特に逃げたい馬がおらず、ペースはそれほど上がりやすいとは思えないが、決め手があればセントウルSのトウシンマカオのように上位に来ることも可能だろう。

 兄・姉にGI馬がいる超良血馬グランヴィノスは、前走の関ケ原Sを勝ってOP入り。元々素質の高かった馬だが、1年4カ月の休養をものともせずに勝った。ここは昇級初戦でそこまでハンデも重くなることはなさそうで、好位から運べる脚質も魅力。連続好走が期待される。

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