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【スプリンターズS】カピリナでG1初制覇狙う田島調教師「人や巡り合わせがあって、何かが違えばここにはいなかった」6度目で合格した調教師試験、戸崎騎手との出会い

2025年09月26日 06:05

カピリナと戸崎のコンビに期待する田島調教師(カメラ・荒牧 徹)

◆第59回スプリンターズS・G1(9月28日、中山競馬場・芝1200メートル)

 秋G1開幕戦、第59回スプリンターズS(28日、中山)の出走馬16頭が25日、確定した。田島俊明調教師(51)=美浦=は、前走の函館スプリントSを制したカピリナで参戦。厩舎所属で全国リーディング1位の戸崎圭太騎手(45)とのタッグで挑む大舞台へ思いを語った。枠順は26日に決まる。

 いつにもまして言葉に力がこもる。カピリナを送り出す開業17年目の田島調教師は、平地G1・8度目の挑戦で初めて厩舎所属の戸崎とタッグを組む。「圭太はG1(13勝)を何度も取っているけど、うちの厩舎は取れていない。そういう形で取れれば一番いいですね」とレースを心待ちにする。

 これまでの競馬人生を「人や巡り合わせがあって、何かが違えばここにはいなかった」と振り返るトレーナー。馬との出合いは小学生時代、友人が通い始めた東京競馬場の乗馬苑だった。そこで働く元JRA厩務員の薦めもあり、「馬に乗る仕事に就きたい。できれば勝負の世界で」とトレセンで働くことを決めた。助手として働くうち「自分が思うようにやってみたい」と感じ、調教師試験を受験。受からなくても知識は役立つと考えて勉強を続けると、6度目の挑戦で吉報が届いた。

 開業当初は馬房が埋まらず苦労した。初年度の09年はわずか105回の出走で2勝。2年目に出走回数を倍以上に伸ばして11勝を挙げ、軌道に乗り始めた13年に大きな転機が訪れた。JRAの通年免許試験に当時の地方競馬トップ騎手・戸崎が合格。厩舎所属の話がとんとん拍子で決まった。

 「お互いの知人同士がたまたま知り合いでつないでくれた。断る理由がなかった」。プラスになったのはメディアに「戸崎騎手(田島厩舎)」などと表記される広告塔の役割だけではなかった。「調教に乗って、その馬について話す機会が増える。競馬に圭太が乗って、また次に迎える流れはいいですね」。経験と実績のある鞍上と密にコミュニケーションが取れることも、大きな財産となっている。

 カピリナがコースレコードで駆けた前走の函館スプリントSは“師弟コンビ”での重賞初Vだった。芝6ハロンの重賞を2勝した姉のレイハリアも管理したトレーナーは「基本的におとなしいのと、競馬を使いながら調教も動けるようになって成長期がある点が共通しています」。さまざまな縁でつながった人馬と頂点を目指す。(浅子 祐貴)

 ◆田島 俊明(たじま・としあき)1974年1月16日、東京都出身。51歳。競馬と無縁のサラリーマン家庭で育ち、小学生の頃に東京競馬場の乗馬苑で乗馬を始める。高校卒業後に美浦トレセン入り。高橋裕厩舎、畠山吉宏厩舎で助手を務め、2009年に調教師免許を取得し、同年開業した。JRA通算4340戦222勝。重賞は5勝。

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