◆第70回京都大賞典・G2(10月5日、京都競馬場・芝2400メートル)=10月4日、栗東トレセン
勢いを止めるつもりはない。
アドマイヤテラ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父
レイデオロ)はレース前日の最終調整で坂路をキャンターで駆け上がり、60秒9をマークした。「追い切り後も変わりない。この馬は休ませるごとに成長している。今回は脚が伸びて、スラッとした感じがする」と友道調教師。目黒記念を制した後、迷わず充電期間に充てた効果を感じ取る。
京都コースは昨年の菊花賞3着以来。勝負所で位置を押し上げ、見せ場たっぷりの競馬だった。「内容がよかった。長く脚を使って、踏ん張っていたし、(コース)適性は感じています。(2走前の)阪神で雨が降った時も大丈夫だったから」とトレーナーは力を込める。視線の先に
ジャパンC(11月30日、東京競馬場・芝2400メートル)、有馬記念(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)を見据える秋。重賞連勝という最高の形で弾みをつける。