サウジアラビアRC2025に出走予定のアスクエジンバラ(今年8月撮影、ユーザー提供:ゴドルフィン応援さん)
開業2年目の福永祐一調教師が、サウジアラビア
ロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)の
アスクエジンバラ(牡2)で今年の重賞初制覇を狙う。
福永調教師は騎手としてJRA通算19497戦2636勝。JRAではGI・34勝を含めて重賞を160勝した。20年に
コントレイルでクラシック三冠を達成したのは記憶に新しいところだ。調教師としては24年に開業し、JRA通算327戦39勝。重賞は24年のCBC賞の
ドロップオブライト、デイリー杯2歳Sの
ランフォーヴァウで2勝している。ただ、今年の重賞には延べ20頭が出走して、京成杯AHの
ドロップオブライトの2着が最高着順。通算3勝目になかなか手が届かずにいる。
サウジアラビアRCには
アスクエジンバラがエントリーしている。ここまで3戦2勝。デビュー戦は4着に終わったが、2戦目から小倉の未勝利、札幌の
コスモス賞と2連勝。ともに相手に恵まれた印象は強いが、ワンサイドの圧勝だった。迎える今回は大幅な相手強化となるので、力試しの一戦といえるだろう。
福永調教師は約1年ぶりの重賞制覇を果たすとともに、厩舎初の牡馬クラシック候補誕生となるか。そういった視点でも要注目の一戦となる。