京都9Rをスマートカイロスで制した古川奈穂(左から3人目)
土曜京都9R3歳以上1勝クラス(ダート1800メートル)で2番人気の
スマートカイロス(牡3歳、栗東・矢作)に騎乗した古川奈穂騎手(25)=栗東・矢作=が、今年のJRA10勝目、同通算61勝目をマークした。
道中は2番手でしっかりと流れに乗ると、4角手前で先頭に立つ積極策。最後は内ラチ沿いをしぶとく伸び、和田竜騎乗の3番人気
ゴールドダイアー(牡3歳、栗東・平田)との激しいたたき合いを鼻差で制した。
実戦初コンビで相棒を新馬戦以来の2勝目に導いた古川奈穂は「北海道から戻ってきて少し疲れは残っていましたが、徐々にリフレッシュできていて、普段の調教から元気が戻ってきていました。ゲートに波のある馬ですが、決まれば前々で、と考えていました。前走は他馬を気にして少しひるむところがあったので今回はチークをつけて、かぶせられないように早めに踏んでいった分最後はしんどくなりましたが、よくしのいでくれました」と奮闘をたたえていた。