「アイビーS」(18日、東京)
ソウルスターリング(16年)、
クロノジェネシス(18年)
ドウデュース(21年)と、多くの名馬がこのレースを制して大きな飛躍を果たした。今年も粒ぞろいの若駒が府中に集結する。来春のクラシックへ向けて見逃せない一戦になりそうだ。
さすが血統馬と思わせる強い内容で8月の新潟新馬戦(芝1800メートル)を快勝した
アートバーゼル。伯父に21年
ホープフルSを制した
キラーアビリティを持ち、半兄は来週の菊花賞で有力候補に挙げられる
ゲルチュタール。奥が深そうな
エピファネイア産駒だ。
1週前は戸崎圭が騎乗し、美浦Wで3頭併せ。終始楽な手応えで6F84秒2-37秒2-11秒6をマークした。宮田師は「新馬前も1週前は“あまり動けないな”という印象があったので、今回の1本目の追い切りは新馬前より上がっているんじゃないかという、すごくいい動きでしたね。左右のゆがみから口のゆがみも出ているので、そのあたりをあと1週間で整えたい」と成長点と課題を挙げる。過去に
クロノジェネシスなどの名牝を輩出した出世レース。将来性豊かな牝馬のVに期待が懸かる。