【菊花賞】ルメール史上初3連覇へ、武豊に並ぶ最多5勝へ「心臓がいいね、メンタルもすごい」エネルジコを絶賛

2025年10月21日 05:30

エネルジコの1週前追い切りはルメールが騎乗

◆第86回菊花賞・G1(10月26日、京都・芝3000メートル)

  春2冠の連対馬が不在のクラシック最終戦、第86回菊花賞・G1(26日、京都)でエネルジコは、レース初の3連覇がかかるクリストフ・ルメール騎手(46)=栗東・フリー=の手綱でラスト1冠を狙う。

 名手の勢いに乗る。無傷3連勝で青葉賞を制したエネルジコが牡馬クラシック最終戦で初めてG1の舞台に降り立つ。手綱を執るのは3戦連続のコンビとなるルメール。先週の秋華賞をエンブロイダリーで制し、菊花賞は23年ドゥレッツァ、昨年のアーバンシックを変幻自在の騎乗で導き、連覇中。史上初の同レース3連覇が懸かる。

 鞍上は「長い距離はリラックスさせる必要がある。できれば内を走りたい。外だと3500メートルになる(笑)」とポイントを明かす。さらに勝てば武豊に並ぶ史上最多タイの5勝。歴史に名を刻む一戦だ。

 パートナーへの信頼は揺るがない。今回は全馬が未知の距離。それでもルメールは「距離は問題なさそうで3000メートルはいいと思う。スタミナがありそうで、心臓がいいね。メンタルもすごくて、ファイトしてくれる」と絶賛。前走の新潟記念は2着に終わったものの「今回はチャンス」と、初の古馬を相手に互角以上の結果を残し、確信を得た様子をみせた。

 状態面にも太鼓判を押す。16日には栗東・CWコースでの1週前追い切りに騎乗。僚馬を追走し、直線で仕掛けられると内からパワフルな脚さばきで並びかけて7ハロン98秒6―11秒1で並んでフィニッシュした。ルメールは「良かったです。元気いっぱいで走り方も良かった」。活気があり、かつ力強い走りに納得の表情を浮かべる。

 青葉賞で優先出走権を獲得したものの、状態が整わず陣営が日本ダービーを自重する苦渋の決断を下した期待馬と、菊の舞台で大輪を咲かせる。

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