セイウンハーデス(右)は菅原明良騎手を背にビヨンドザヴァレーと併せ馬(カメラ・岩川 晋也)
◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)1週前追い切り=10月22日、栗東トレセン
エプソムカップを勝った
セイウンハーデス(牡6歳、栗東・橋口慎介厩舎、父
シルバーステート)は、負傷療養中の幸英明騎手の代打を務める菅原明良騎手が美浦から駆けつけて追い切った。CWコースで
ビヨンドザヴァレー(5歳オープン)を追走して外へ。直線もしっかりと追ったが、1馬身追いつかなかった。それでも6ハロン79秒4―11秒5と、この日の一番時計をマーク。菅原明騎手は「しっかりと負荷をかけました。癖もなくて乗りやすいです。
バランスがすごく良かった」とうなずいた。
前走の
エプソムCでは屈腱炎を克服し、2つめの重賞勝ち。稍重馬場でのレコードVが示すように、高い能力がある。「
エプソムCのような競馬がいいと思います。(2000メートルも)ベストな距離なのでは」と鞍上は期待を込めた。