「新馬戦」(25日、東京)
魅力のある血統だ。土曜東京5R(芝2000メートル)に出走する
ウップヘリーア(牡2歳、美浦・黒岩)は、
エピファネイア産駒で祖母が03、04年のエリザベス女王杯を連覇した
アドマイヤグルーヴ。近親には15年ダービー馬
ドゥラメンテを筆頭に重賞馬の名がズラリと並ぶ。黒岩師は「気性的に難しいところはあるけど操縦性はいいですね」と特徴を伝えた上で、素質の高さを買っている。
今週の追い切りは美浦Wで
マイネルブリックス(4歳3勝クラス)と併せ、手応え優勢に半馬身先着。動きは追うごとに良化している。師は「しっかり乗り込んで体も
フィットしている」と力を出せる仕上がりにあることをアピール。舞台の東京芝2000メートルについても「長くいい脚を使うので、この条件はぴったりです」と歓迎する。厩舎の期待を背負って初陣を迎える。