京都競馬場に到着し馬房内でリラックスした様子のアマキヒ(カメラ・戸田 和彦)
◆第86回菊花賞・G1(10月26日、京都・芝3000メートル)=10月25日、京都競馬場
母、姉にG1馬を持つ
アマキヒ(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎、父ブラックタイド)は、母アパパネの名が刻まれた馬運車で京都競馬場に到着。初の関西圏への輸送になったが、入れ込むこともなく無事にクリア。「前走の新潟で(長距離輸送も)経験していますからね。おとなしかったですね」と福田助手は馬運車内での様子を伝えた。
来春に定年解散を迎える国枝厩舎。最後のクラシックに、師が管理した10年の3冠牝馬の息子を送り込む。
アパパネ、姉の
アカイトリノムスメなども担当した福田助手。「だいぶん成長はゆっくりですが、青葉賞が終わって、夏に戻ってきて後ろの緩さがなくなってきている。徐々にしっかりしてきた」と成長を感じ取る。「持久力勝負になって欲しいですね」。厩舎ゆかりの良血馬の激走に期待を込めた。