「アルゼンチン共和国杯・G2」(9日、東京)
再び存在感を示すか。悲願の重賞タイトルへ
ボルドグフーシュが静かに闘志を燃やす。近走は苦戦が続くが、22年の菊花賞、有馬記念で2着と目を引くパフォーマンスを何度も披露してきた。宮本師は「ハンデは57キロかなと思っていたので1キロ多かったですね。でも今まで走ってきたメンバーを考えると戦いやすいと思う。ここでいいところを見せてほしいですね」と改めて期待を込める。
今年初戦だったAJCCでは
ダノンデサイルの4着。近2戦は2桁着順を喫したが、前走の京都大賞典は展開が向かなかったなかで大外を回って勝ち馬に0秒6差の10着と順ほど負けてはいない。「馬場は悪くても大丈夫ですし(宝塚記念のときも)暑さは関係なさそうでした。前走は行きたいときに行けなかったですね」と師は振り返る。
脚元の不安があり、使ったあとは放牧に出していたが、前走後は在厩調整でじっくり乗り込まれている。師は「続けて使うけど、いつも通り体調を整えて競馬に向かえるようにしたい。1回使って上積みあると思います」と言葉に力を込める。
キャリア18戦目で初の東京参戦だが、師は「中京でも走って強かったですし、関係ないと思います。むしろ東京は合いそうですし、2500メートルもいいと思います」と前向き。実績馬が今度こそ格の違いを見せつける。