「みやこS・G3」(9日、京都)
BCクラシックで、世界の頂点へと上り詰めた
フォーエバーヤング。そんな圧倒的な僚馬に、日本テレビ盃でしぶとく食い下がったのが、タイトル初奪取を狙う
レヴォントゥレットだ。金羅助手は「世界ナンバー2の馬ですからね」とニヤリ。「小回りコースで一矢報いたいと思っていました。やっぱり相手は強かったけど、上々の内容でしたね」とうなずいた。
デビュー2戦目で勝ち上がると、怒濤(どとう)の勢いで4連勝。重賞初参戦の平安Sでも3着に善戦するなど、高い素質を開花させてきたが、「4連勝している時も脚元の弱さを見せていましたし、休み休み」と振り返るように、決して順風満帆の道のりではなかった。それでも、「2走前あたりからだいぶ改善されてきました。調整も順調にできています」と着実に右肩上がりの成長曲線を描いてきた。
4日朝は、栗東坂路を軽快に2本駆け上がった。同助手は「いつも通り変わらずですね。競馬でもすごく乗りやすい馬で、スタミナが持ち味なのでタフな展開になれば」と拳を握る。同じ厩舎でともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた同世代の活躍を追い風に、負けじと輝きを放ってみせる。