栗東坂路を力強く駆け上がったダイヤモンドノット(撮影・中田匡峻)
「京王杯2歳S・G2」(8日、東京)
豪快に駆け上がった。
ダイヤモンドノットは5日、栗東坂路で単走。力強くチップを蹴り上げ、馬なりで4F52秒6-38秒4-12秒6をマークした。またがった福永師は「順調に来ています。使ってきているし、強い負荷はいらない。予定よりも少し速くなったけど、仕上がっている馬。競馬に行って
テンションが上がりやすいので、そこだけ。調教ぐらい落ち着いてくれたら」と納得の表情だ。
前走のもみじSは勝ち馬に逃げ切りを許しての2着。それでも「負けてしまったけど、内容は良かった。上がりの脚が速く、走破時計も優秀だったので」と収穫はあった様子。初の東京コースは「モタれるまではいかないけど、右回りの走りを見ていると、左回りの方がベターじゃないかなという印象を持っている」と前向きに捉えている。
ジョッキー時代に騎乗経験のある近親の
ウリウリや、この馬の半兄
チムグクルなど、指揮官にとってもなじみの血統。「軽くて切れるのがこの血統の良さ。みんなうるさいけど、この馬は一番マシ。完成度が高めで、条件的にも期待している舞台。頑張ってほしい」。府中で輝きを放つ。