デビュー?を飾ったラヴェニュー(カメラ・荒牧 徹)
府中で鮮烈なデビューを飾った高額馬にSNSでは注目が集まっている。8日に行われた東京5R・2歳新馬(芝1800メートル=13頭立て)を5馬身差で勝ち上がったのが、戸崎圭太騎手とコンビを組んだ2番人気の
ラヴェニュー(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父
ロードカナロア)。24年セレクトセール1歳馬
セッションで落札価格が1億7000万円に達した高額馬が幸先のいいスタートを切った。
同馬は五分のスタートを切って前に取り付くと、道中は好位の3番手を追走した。1000メートル通過が61秒1のスローペース。4角で早めに先頭に出た1番人気の
ミラージュノワールに続く形で最後の直線を迎えると、人気2頭の一騎打ちかと思われたが、残り300メートルで1番人気が失速。手応え十分の
ラヴェニューがそのまま突き放しにかかり、後続に影も踏ませぬリードで押し切った。加速ラップになったラスト3ハロン(11秒6―11秒3―11秒2)を楽な手応えで抜け出し、1分46秒7の好時計でフィニッシュ。来春を期待させてくれるパフォーマンスだった。
血統的にも来春が楽しみになった内容だ。半兄
ギベオン(父ディープインパクト)は3歳春にクラシックは出走しなかったが、NHKマイルCで2着。のちに中日新聞杯と金鯱賞の重賞2勝を飾る活躍を見せた。デビュー時期こそ違うが、昨年のダービー馬
クロワデュノールが6月の東京新馬戦で刻んだ1分46秒7と同じ時計で勝ち上がったことも期待を膨らませる。
デビュー戦の勝ちっぷりにSNSでは「大物感あるな」「これは今後が楽しみ」「これはダービー候補爆誕やね」「順調ならダービー馬確実!」「ラップ凄いな」「やばいの出てきた」「勝ち方は秀逸だった」「これ評価悩ましいな…」「これG1取るやろ」「ラップやばいな」「すごいわコレ…」「ようやく今年の1番が出てきた」「思った以上に強かった」「相当ポテンシャルあるなこれ」など称賛のコメントが相次いだ。