ローディアマントで京都ジャンプステークスを制し、重賞初勝利に喜ぶ伴啓太騎手。 (カメラ・高橋 由二)
11月8日の京都8R・京都ジャンプS・JG3(直線芝3170メートル=10頭立て)は単勝6番人気の
ローディアマント(セン5歳、美浦・尾関知人厩舎、父
サトノダイヤモンド)が直線で抜け出し、重賞初制覇。勝ち時計は3分37秒3(良)。デビュー13年目の伴啓太騎手もこれが重賞初勝利となった。
マテンロウジョイが大逃げを打つ形となり、道中は終始2番手を追走した。一時は10馬身ほど離れされる場面もあったが、徐々に差を詰め、手応え抜群で直線へ。2番手からダートコースに入ると一番に抜け出し、グングンと末脚を伸ばした。ゴール前は1番人気の
ディナースタが外から跳んできたが3/4馬身差でしのぎ切った。
前走の新潟ジャンプSは4着に敗れていた。「新潟で(勝利を)狙っていたんですが、相手がローカルのスペシャリストすぎて…」。それだけに勝利を意識した一戦だった。鞍上は「右回りだけが不安でした。いい目標がいたのでそれについていって、左に張るのもがまんしてくれました。折り合いが付き、
スピードの持続力がある馬です」と相棒を称賛した。場内から祝福の声も跳ぶ中で目頭熱く、笑顔を見せた。