◆第50回エリザベス女王杯・G1(11月16日、京都競馬場・芝2200メートル、良)
牝馬16頭立てで争われ、単勝2・3倍の1番人気で戸崎圭太騎手騎乗の
レガレイラ(4歳、美浦・木村哲也厩舎、父
スワーヴリチャード)が最後の直線で力強く差し切って、オールカマーに続く2連勝で昨年5着に敗れたリベンジを果たした。G1は23年ホープフルS、昨年の有馬記念との3勝目。戸崎騎手、木村調教師とも当レース初勝利となった。勝ち時計は、2分11秒0。
2着は4番人気の
パラディレーヌ(岩田望来騎手)、3着は9番人気の
ライラック(藤岡佑介騎手)だった。
クリスチャン・デムーロ騎手(
リンクスティップ=4着)「スタートを決めて、好位でリズム良く運べました。
バランス的に右にモタれるところがありましたが、長くいい脚を使ってくれました。古馬を相手によく頑張ってくれました」
北村友一騎手(
ココナッツブラウン=5着)「懸念していた体重も減らずにここまでこられて、すごくいい状態だと思いました。当日輸送を考えても、
テンションは比較的ましでした。小さなことですがレースのなかで『もっとこうなれば』ということはたくさんありましたけど、この状態で勝負になると思っていたので、申し訳ないです」
浜中俊騎手(
セキトバイースト=6着)「行く気ではいたけど、前が速かったです。淡々と流れていましたし、後ろからでも最後までしぶとく伸びています。距離はギリギリかな」
西村淳也騎手(
サフィラ=7着)「状態は良かったし、距離も大丈夫でした。また頑張ってくれると思います」
鮫島克駿騎手(
ヴェルミセル=8着)「
レガレイラの隣だったので、真後ろで4コーナーまで走れました。4コーナーから直線にかけては瞬発力の違いのぶんですね。強いて言えば時計が速かったです」
丹内祐次騎手(
フェアエールング=9着)「スタートが決まって、1コーナーまでは理想的なところにいれたかな。だんだんごちゃついてきちゃって、位置取りが下がっちゃいましたね」
津村明秀騎手(
ボンドガール=11着)「ゲート裏までよかったんですが、立ち上がるそぶりをしてスタートも遅れてしまいました。1、2コーナーまでよくかんでしまうところがあったので少し距離は長いのかも」
木幡初也騎手(
シンリョクカ=13着)「ペースもG1にしては平均でこの馬には流れもよかったです。スタートも良くてハナに行きましたが、勝負所でガス欠になってしまったので少し距離が長いかも。今日は相手が強かったですが安定していい競馬をしてくれています」
岩田康誠騎手(
ケリフレッドアスク=14着)「馬が落ち着いていたし、うまくレースはできました。バタッと止まってはいないけど、直線は余力がなかったです」
ダミアン・レーン騎手(
カナテープ=15着)「内枠からいいスタートを切っていいポジションで運べました。直線に入ってスムーズなのに、いつものいい脚を使えなかったのは距離が長いのかも」
松山弘平騎手(
オーロラエックス=16着)「大外で後ろからの競馬にはなりましたが、もう少し伸びてもいいはずです。後ろの馬も来ていますから。思ったほど伸びきれない。敗因はつかめません」