力強く栗東坂路を駆け上がったガイアフォース(撮影・中田匡峻)
「マイルCS・G1」(23日、京都)
前哨戦の富士Sを制して臨む
ガイアフォースは19日、初のG1制覇へ向け栗東坂路でしっかりと臨戦態勢を整えた。終始馬なりで抑えを利かせながら、4F55秒0-40秒0-12秒4を力強いアクションで計時した。見届けた杉山晴師は「富士Sと同じようなイメージで、全体時計はあまり出さずにしまいだけ。先週しっかりやっていますし、当週はこのぐらいでいいでしょう」と、順調さを確認して納得の表情だ。
国内外合わせて10回目のG1挑戦。芦毛馬がマイルCSを勝てば、1989年のオグリキャップ以来、実に36年ぶり2頭目の快挙となる。富士Sの勝ち馬は、近5年で2勝と相性もいい。指揮官は「状態は前走以上だし、京都の外回りは間違いなく合うと思います」と悲願達成へ力を込めた。