サレジオ(中、馬上はアレクシ・プーシャン騎手)はナルカミ(左)、アールヴィヴァン(右)と3頭併せ(カメラ・荒牧 徹)
◆第30回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月24日、東京競馬場・芝1800メートル)追い切り=11月20日、美浦トレセン
良血馬の
サレジオ(牡2歳、美浦・田中博康厩舎、父
エピファネイア)が、意欲的な調整のかいあって態勢を整えそうだ。美浦・Wコースで外
ナルカミ(3歳オープン)、内
アールヴィヴァン(3歳1勝クラス)の真ん中からスタートして、6ハロン82秒9―11秒4の馬なりでそろって併入した。2週連続で騎乗のプーシャン騎手は「先週と比べものにならないくらい馬が良くなっている。コンディションやフィジカル面で好感触です」と手応えを強調した。
6月15日の阪神で新馬勝ちして以来、5か月半の休み明けで、10月16日に帰厩してから馬体を絞ることが課題だった。18日にもWコースでしまいを伸ばして、ラスト1ハロン11秒5をマークするなど攻めてきた。田中博調教師も「動きにメリハリをつけられるようになって、やりたいことができた。(馬体重は)プラス20キロくらいでいけるのでは」とトーンが上がってきた。
(坂本 達洋)