ジャパンCで1枠から2度好走したキタサンブラック(撮影:下野雄規)
11月30日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。府中開催の年内ラストを飾る大一番では、欧州年度代表馬の
カランダガンを迎え、
マスカレードボールや
クロワデュノールなど好メンバーが対決する。本稿では過去10年の「枠順」から、的中へのヒントを探ってみたい。
ジャパンCは圧倒的に内枠有利なレースなので覚えておきたい。特に1着馬は内目から選ぶのがおすすめ。1枠が【5-3-1-7】、2枠が【1-0-4-13】、3枠が【3-1-1-15】で、15年に7枠15番から勝利した
ショウナンパンドラ以外、1着馬はすべて3枠より内から出ている。たしかに1枠には、16年1着の
キタサンブラック、18年1着の
アーモンドアイ、21年1着の
コントレイル、23年1着の
イクイノックスと歴史的な名馬が入っていたが、2枠、3枠の成績を加味して、内有利とみていいだろう。
ただし、2、3着ともなれば話は別。4枠が【0-2-0-18】、5枠が【0-2-0-18】、6枠が【0-2-0-18】と中間枠はまったく同じ成績だった。7枠が【1-1-1-21】、8枠が【0-0-2-24】で外枠ともなれば数字が落ちるものの、好走馬がまったく出ていないわけではない。
1着馬は枠順を加味して選び、連下は実力最優先で考える。そんな馬券がデータ的にはよさそうだ。
【過去10年の枠順別成績】
1枠【5-3-1-7】
2枠【1-0-4-13】
3枠【3-1-1-15】
4枠【0-2-0-18】
5枠【0-2-0-18】
6枠【0-2-0-18】
7枠【1-1-1-21】
8枠【0-0-2-24】