高杉吏麒騎手騎乗のカタリテが直線抜け出す (カメラ・高橋 由二)
11月22日の京都6R・2歳新馬(ダート1400メートル=16頭立て)は単勝4番人気の
カタリテ(牡2歳、栗東・北出成人厩舎、父
ダノンレジェンド)が直線で抜け出して初陣を飾った。勝ち時計は1分24秒8(良)。
好スタートを決め、道中は終始2番手を追走。隊列もほぼ入れ替わらず、直線を迎えた。高杉が手綱に力を込め、スパートを促すと、それに応えるようにグングンと加速。残り200メートルで共に抜け出した
バトルアックスに競り勝つと、独壇場となった。ノーステッキでしっかりと追われ、上がり3ハロンはメンバー最速36秒5の脚を繰り出し、5馬身差の完勝。1週前追い切りにも騎乗した高杉は「調教の感触も良くて、それ以上に競馬に行って良さを見せてくれました」とセンスの良さを評価した。
北出調教師は「盤石だった。スタートも良かったし、練習通りですね。ゴチャつく場面があったけど、ハミをかむこともなかった。ラストは物見するくらいの余裕がありました」と笑顔を見せた。