G3「福島記念」は2番人気の
ニシノティアモ(上原佑、父
ドゥラメンテ)がスローの好位から抜け出して1着。6月1日の東京1勝クラスからの連勝を4に伸ばすと同時に、重賞初制覇を達成した。
鞍上の津村明秀(39)は毎日王冠(
レーベンスティール)以来、今年4回目の重賞勝ちで通算22勝目。2015年の
ヤマカツエース以来2回目の福島記念制覇を果たしたパートナーには「こっちがびっくりするくらいの勢いで馬が良くなっている。もっと大きいところを狙いたいな、と思える強さだった。夢が広がるようなレースができた。前までは馬体重が減ってしまうところがあったけど、今は体質が強くなって、しっかり調教を積めるようになった」と賛辞の言葉を贈った。
一方、管理する上原佑紀師(35)は初制覇だった今年のス
プリングS(
ピコチャンブラック)以来の重賞2勝目に「正直、自信はありました。ためてもいいし位置も取れる。操縦性の高さが生きたレースだった。2000メートルを勝てたことは大きい。レース選択の幅が広がった」と、3代母にG1を3勝した名牝
ニシノフラワーがいる4歳牝馬の今後を楽しみにしていた。
2着に1番人気の
エコロヴァルツ、3着に7番人気の
パレハが入り3連単<10><8><7>は1万4530円(16番人気)。
▼2着
エコロヴァルツ(プーシャン) 思ったよりペースが流れなかったね。他馬との重量差もあったかな。コーナーの
バランスがあまり良くないので広いコースの方が合うかも。
▼3着
パレハ(鮫島駿)具合は良かった。スローでも折り合えるのがこの馬の強み。しまいも速い脚を使えた。本当に力をつけていますよ。