◆第30回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月24日、東京競馬場・芝1800メートル)
勝ち馬に
クロワデュノールや
イクイノックスなどの名前が並ぶ出世レースには、今年も将来性豊かな12頭が出走する。ただ、各馬ともキャリアが少なく、馬券的には難解とも言える一戦。「血統」からひもといてみると、なじみの母系&舞台適性からお薦めの一頭が浮上した。
サレジオをプッシュしたい。母サラキアは20年の府中牝馬Sを制覇。叔父で朝日杯FSの勝ち馬
サリオスは毎日王冠を2勝した。活力のある母系は東京1800メートルに縁があるといえる。
父は
ジャパンCなどG1・2勝の
エピファネイア。産駒からは昨年の日本ダービー馬
ダノンデサイル、ヴィクトリアマイルで大波乱を演出した
テンハッピーローズが東京でG1勝ち。10月のアルテミスSでは、
フィロステファニが重賞初制覇と舞台適性は高い。
同馬も「血の力」を発揮できれば、出世街道を突き進むはずだ。