今年の東京開催のラストを飾る大一番「第45回ジャパンカップ」(30日、東京芝2400メートル)は国内G1馬7頭、フランスから今夏キングジョージ6世&クイーンエリザベスSなど現在G1・3連勝中の
カランダガンが来日し、超ハイレベル戦になった。
主役は前走の天皇賞・秋でG1初制覇を飾った
マスカレードボールだ。今春のクラシックでは皐月賞3着、日本ダービー2着とあと一歩で勝利を逃したが、古馬初挑戦となった天皇賞・秋では中団から豪快に抜け出し、G1馬7頭を破ってG1初制覇を飾った。
ジャパンCは、20年
アーモンドアイ、23年
イクイノックス、24年
ドウデュースと同年の天皇賞・秋優勝馬が「出走機会3連勝中」と好成績を残しており、3歳代表
マスカレードボールに注目が集まっている。
もちろん、最大の強敵は最新の「ロンジンワールドベストレースホースランキング」においてレーティング130で1位の
カランダガンだ。今年は5戦3勝、2着2回と堅実無比の成績。現在、サンクルー大賞→キングジョージ6世&クイーンエリザベスS→英チャンピオンSとG1・3連勝中で、圧巻のパフォーマンスを繰り広げている。鍵は東京の高速馬場に対応できるかだけ。05年アルカセット以来、20年ぶりの外国馬Vの可能性は十分ある。
昨年ダービー馬
ダノンデサイルは、今春ドバイシーマクラシックで
カランダガンを負かしている。東京2400メートルはダービーを制した得意舞台。再び快走シーンがありそうだ。今年のダービー馬
クロワデュノールは凱旋門賞(14着)は完敗だったが、東京なら巻き返し必至。昨年
ジャパンCで2着同着だった
シンエンペラー、
ドゥレッツァも健在。白熱したレースになりそうだ。