「G1データ王」は過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬を導き出す。今週は「第45回
ジャパンC」(30日、東京)。データから浮上した本命は4項目で満点をマークした
タスティエーラ。天皇賞・秋8着からの巻き返しがあるぞ。
【性齢】
4歳と5歳で計9勝を挙げている。特に牡馬は【7・6・6・50】と圧倒的。文句なしの20点満点だ。一方、牝馬も全年齢で【3・2・2・17】と奮闘。15点とする。勝利がない3歳牡馬は10点。6歳以上とセン馬は馬券絡みすらないため0点。
【
ステップ】
“秋古馬王道ローテ”の天皇賞・秋組【6・3・4・30】がトップで20点。【3・1・0・19】で続く京都大賞典組は15点。3着以内があるアルゼンチン共和国杯組、オールカマー組と海外G1組は10点。ほかは5点とする。
【前走着順】
1着【6・4・4・23】が優秀。勝率16・2%、連対率27・0%と信頼度は高い。2〜5着【3・5・3・51】も健闘。一方、6〜9着【1・0・1・28】と下位からの逆転は厳しいか。10着以下は2着が最高。1着は20点、2〜5着は15点、6〜9着は10点、10着以下は5点とする。
【距離実績】
勝ち馬延べ10頭のうち、9頭が芝2400メートル以上の重賞で勝利していた。地力が問われる舞台なだけに、長距離実績がある馬は頼もしい。芝2400メートル以上で勝ち鞍のある馬は20点。2、3着が最高の馬は15点。4、5着で掲示板に載ったことがある馬は10点。ほかは5点とする。
【東京適性】
前走天皇賞・秋組が好走しているように、コース相性も見逃せない。勝ち馬の半数以上となる延べ7頭が東京の重賞V実績があった。東京のG1勝ち馬は20点。同2、3着は15点。同重賞勝ち馬は10点。ほかは5点にする。
【結論】
90点を獲得した
タスティエーラが大本命だ。昨年2着の雪辱を期した前走天皇賞・秋は8着。直線で一時は先頭に立ちながら、ラストで脚が鈍った。休み明けを使われたことで、中間の気配は上々。23年にダービーを制した東京12Fなら見直せる。思い出の舞台でG1・3勝目を狙う。(データ班)